写経・刊経・経筥

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資料名
写経・刊経・経筥(しゃきょう・かんきょう・きょうばこ )
分類
【指定文化財】一宮市指定文化財 美術工芸品(書跡・典籍) (管理番号31064)
所有者
龍光寺
員数
179巻・7巻・20合
指定年月日
昭和36年 3 月27日
解説
写経は大般若経です。しみで固着がひどいですが、内60巻余は裏打表装してあります。鎌倉から室町時代217年間のものがあります。刊経は春日版大般若経です。春日版とは鎌倉時代以降、興福寺など奈良諸寺開版の書籍で、興福寺が春日神社に奉納するとの刊語がついているものがあるために、この名がつきました。仏典が多く、美刻です。写経を納めている経筥は溜塗(ためぬり)で、その2合の裏面に「至徳二年(1385)」の黒漆銘があります。
子ども用かいせつ
写経(しゃきょう)とは、お経(きょう)を写(うつ)すことです。これは、鎌倉時代(かまくらじだい)から室町時代(むろまちじだい)にかけて、写(うつ)された、大般若経(だいはんにゃきょう)というお経(きょう)です。